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(一社)マンション管理業協会は20日、「マンション管理業における『カスタマーハラスメントに対する方針』策定ガイドライン」を作成したと発表した。
近年、カスタマーハラスメントへの対処は社会全体の課題となっており、事業者によるカスハラ防止対策などが努力義務として定められている。2024年10月には東京都において「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」(25年4月1日施行予定)が成立。各地方公共団体において条例化の動きが進んでいる。同協会ではこうした動きを踏まえ、会員向けに企業としての基本方針・基本姿勢を定めたガイドラインを公表。カスタマーハラスメントの定義、実態調査結果、対応方針の策定方法等を掲載している。
併せて、会員が管理受託するマンション管理組合向けのリーフレット「STOP!カスハラ」も作成。マンション管理の現場からカスハラを払拭し、住みやすく・働きやすい環境づくりに向けて管理組合に周知する。
また、24年4月の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の施行により、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されたことを受けたリーフレット「『合理的配慮』を知っていますか?」も作成した。管理会社だけでなく、管理組合も法の適用対象となることから、留意点をまとめている。