不動産ニュース / 団体・グループ

2025/2/25

管理協、カスハラ対策方針のガイドライン作成

「STOP!カスハラ」リーフレット
「『合理的配慮』を知っていますか?」リーフレット

 (一社)マンション管理業協会は20日、「マンション管理業における『カスタマーハラスメントに対する方針』策定ガイドライン」を作成したと発表した。

 近年、カスタマーハラスメントへの対処は社会全体の課題となっており、事業者によるカスハラ防止対策などが努力義務として定められている。2024年10月には東京都において「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」(25年4月1日施行予定)が成立。各地方公共団体において条例化の動きが進んでいる。同協会ではこうした動きを踏まえ、会員向けに企業としての基本方針・基本姿勢を定めたガイドラインを公表。カスタマーハラスメントの定義、実態調査結果、対応方針の策定方法等を掲載している。
 併せて、会員が管理受託するマンション管理組合向けのリーフレット「STOP!カスハラ」も作成。マンション管理の現場からカスハラを払拭し、住みやすく・働きやすい環境づくりに向けて管理組合に周知する。

 また、24年4月の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の施行により、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されたことを受けたリーフレット「『合理的配慮』を知っていますか?」も作成した。管理会社だけでなく、管理組合も法の適用対象となることから、留意点をまとめている。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

カスタマー・ハラスメント

顧客による理不尽な要求や嫌がらせ、度を越えた、または悪質なクレームなどの迷惑行為。従業員にとって大きなストレスになり、休業や離職の原因となる。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。