不動産ニュース / 開発・分譲

2025/2/25

虎ノ門一丁目で推進の複合施設、施設名称を決定

「TORANOGATE」ロゴマークおよび外観イメージ

 虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合および、参加組合員である中央日本土地建物(株)、(独)都市再生機構、住友不動産(株)は20日、推進中の「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」(東京都港区)の施設名称を「TORANOGATE(トラノゲート)」とすると発表した。

 同プロジェクトは、東京メトロ「虎ノ門」駅に近接し、計画面積は約1.1ha。同施設は敷地面積約6,397平方メートル。地上29階地下4階建て、延床面積約11万9,896平方メートル。「OPEN INNOVATION GATE」をコンセプトに、事務所・店舗・ビジネス支援施設等で構成する複合ビルを整備し、同駅にも直結させる。施設中核を担う「(仮称)虎ノ門イノベーションセンター」は、官民が交流・連携し、社会的インパクトにつながる取り組みの創出・活性化に取り組む場とする。

 施設名称には、かつて江戸城の門のひとつであり、近代は霞が関に隣接したオフィス街として発展してきた「虎ノ門」の歴史を継承し、世界の「玄関口」を担う存在でありたいという想いが込められている。

 各種データを活用した設備の自動制御や、ロボットによるビル管理業務の実行等、スマートビルの取り組みを実施する点も特徴。国内のオフィスビルとして初めて、NTTコミュニケーションズ(株)が提供する次世代型統合ネットワーク「Passive Optical LAN (POL)」を導入する。
 POLは、既存のイーサネットLANモデルに比べ、大容量かつ長距離の伝送が可能で、電源・中継機器不要なローカルエリアネットワークを用いてLANを構築するシステム。これにより、消費電力の30%削減。エネルギー効率の向上、省スペース化等のメリットが見込まれる。

 2024年1月22日に着工しており、竣工は27年10月31日の予定。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。