(株)And Doホールディングスは25日、2025年6月期第2四半期の決算説明会をオンライン形式で実施。同社代表取締役会長CEOの安藤正弘氏や代表取締役社長の冨永正英氏が出席し、当期の業績を振り返ると共に、下期以降の戦略について説明した。
当期(24年7月1日~12月31日)の決算(連結)は、売上高359億2,700万円(前年同期比1.6%増)、営業利益16億400万円(同25.7%減)、経常利益17億5,300万円(同16.3%減)、当期純利益11億3,800万円(同18.9%減)。売上高は第2四半期としては過去最高を記録した。大型の不動産販売案件での粗利率低下などにより減益だったが、織り込み済み。
セグメント別では、フランチャイズ事業は売上高16億3,500万円(同0.1%減)、営業利益9億8,000万円(同1.1%減)とほぼ横ばいでの推移となった。当期は65店舗(同12.1%増)と新規加盟契約を結び、新規開店は40店舗(同13.0%減)。累計加盟店舗数は714店舗(前期末比7店舗増)、累計回転店舗数は626店舗(同17店舗減)。
不動産売買事業は売上高218億3,900万円(前年同期比15.3%増)、営業利益13億8,600万円(同18.4%減)となった。住宅系の売上高が順調に増加したものの、前期の高粗利案件の影響及び人材投資によって減益となった。
ハウス・リースバック事業は売上高105億8,000万円(同17.7%減)、営業利益11億8,400万円(同24.5%減)と売上高・利益共に大きく減少した。一部報道による影響で反響・新規仕入れ契約件数が減少したことが影響した。新規仕入れ契約数は475件(同20.6%減)となり、期末時点の保有件数は637件(同50件増)、保有額は893億8,000万円(同5,800万円増)だった。「反響の戻り切っていないので、原因を分析している。リバースモーゲージの普及によってリースバックの役割が縮小しているという見方もできるため、仕入れペースを抑えることも視野に入れている。その場合にはその資金を既存住宅の買取再販へ振り向けることで、成長エンジンとしたい」(安藤氏)。
通期業績については、売上高700億円、営業利益40億円、経常利益40億円、当期純利益26億4,000万円を見込む。