
ダイビル(株)は17日、マルチテナント型物流施設「CPD 西宮北WEST」(神戸市北区)の竣工を発表した。同社が物流不動産事業を手掛けるのは今回が初めて。
中国自動車道「西宮北」ICから約2km、新名神高速道路、阪神高速7号北神戸線の各高速道路にアクセスしやすい立地。また、神戸電鉄三田線「岡場」駅から徒歩約5分と、通勤面においても優位性がある。敷地面積約5万3,003平方メートル。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建て、延床面積約6万5,673平方メートル。1平方メートル当たりの床荷重は1.5t、柱スパンは11.5m×10.4m、梁下天井有効高は5.5m。1・3階に各36台のトラックバースを設ける。荷物用エレベーターと垂直搬送機は各8基設置する。
外壁に断熱性能の高いサンドイッチパネルを採用したほか、高効率空調設備や全館省電力型LED照明を備える等の省エネ性能を施し、CASBEE(新築)「Aランク」、BELS「5スター」、ZEB Readyを取得した。
ワーカー向けに、共用の休憩室、喫煙スペース、ドライバー用トイレ等も整備した。
同物件は(株)センターポイント・ディベロップメントが組成する特定目的会社を通じて開発した。竣工は2月28日。なお、同目的会社を通じ同物件に隣接するマルチテナント型物流施設「CPD 西宮北EAST」(地上6階建て、延床面積23万9,629平方メートル)も開発中で、7月末に竣工予定。