不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/3/24

新社会人の部屋探し、重視条件トップは通勤・通学利便性

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は24日、「新社会人の住まい探し調査」結果を発表した。
 高校、大学、大学院、専門学校、短期大学を2022年3月~24年3月に卒業後、社会人になったのを機に賃貸物件で一人暮らしを始めた18~28歳の男女を対象に調査した。回答数は432名。

 現在住んでいる物件の付帯設備について「ある」との回答が多かったものは、「モニタ付インターフォン」(79.6%)、「独立洗面台」(71.3%)、「温水洗浄便座」(62.5%)、「宅配ボックス」(58.3%)の順に。
 現在住んでいる物件を探した際の重視・妥協した条件・設備についても質問。重視した条件の上位は「通勤・通学に便利」(60.0%)、「治安が良い」(50.0%)、「最寄駅から近い」(同)、「間取り・広さ」(同)。妥協したのは「眺望」(35.6%)、「方角(南向きなど)」(31.9%)、「外観のデザイン」(31.5%)。重視した設備の上位は「バス・トイレ別」(61.6%)、「独立洗面台」(43.5%)、「モニタ付インターフォン」(39.4%)。妥協した設備の上位は「追焚き機能付きバス」(29.4%)、「ロフト」(28.7%)、「エレベーター」(25.5%)。

 現在住んでいる物件を探した際の手続きについて、対面・オンラインのどちらで実施したかについての問いでは、「オンライン」との回答割合は、「内見予約」が52.5%、「入居申込」が27.5%、「重要事項説明」が29.6%、「契約」が21.5%。

 新社会人の仕事に関する価値観やコミュニケーション実態についても調査。「電話よりもメールやLINEでのコミュニケーションが得意」と回答した人は、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を合わせて79.2%に。「ワーク・ライフ・バランスを重視している」では「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」の合計が85.2%に達した。
 入社前にFAXを使ったことがないとの回答は59.7%、入社前に固定電話を使ったことがないとの回答は31.5%。

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洗面台

水を溜めて顔を洗うための容器(洗面ボウル)及び水栓金具が組み合わさった設備。通常、鏡なども組み込まれている。洗面台は壁面等に固定された設備であって、洗面のための単独の容器(洗面器)のようには移動して使うことができない。

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