東急(株)は24日、同社および連結子会社における商業施設運営事業を再編し、事業統括会社として「東急リテールマネジメント(株)」を設立すると発表した。
東急の商業施設運営事業子会社を傘下に置き、8月1日を効力発生日として、商業施設の一体的な運営体制を構築する。(株)東急百貨店を分割会社とする会社分割により、百貨店業を東急が100%出資して設立する「TK百貨店準備(株)」に吸収分割。東急は会社分割後の東急百貨店を吸収合併する。なお、TK百貨店準備会社は同日に商号を(株)東急百貨店に変更。併せて、東急が100%所有する商業運営各社の株式について、東急を分割会社とし、東急リテールマネジメントに承継させる吸収分割を行なう。
再編後は、東急リテールマネジメントが商業運営各社に分散する機能の整理による経営効率の高度化を図ることで、商業運営各社がそれぞれの特色を生かした事業創造を推進。渋谷をはじめとする東急線沿線を中心とした商業施設の企画開発では、東急リテールマネジメントと商業運営各社が横断的な体制で参画する。