不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/4/1

個人向け住宅ローン、変動金利が84.3%

 国土交通省は3月31日、令和6年度「民間住宅ローンの実態に関する調査」結果を発表した。2024年10~11月に国内の銀行、信用金庫、信用組合、農協等1,191機関を調査し、1,092機関(うち住宅ローン取り扱い期間数1,008機関)から回答を得た。件数、金額に関する設問については、23年度末実績。

 令和5年度における個人向け住宅ローンの新規貸出額は20兆2,816億円(前年度:20兆2,034億円)と横ばいで推移。新規貸出額の使途別割合は、新築住宅向けが69.9%(3.7ポイント減)、既存(中古)住宅向けが24.1%(3.6ポイント増)、借り換え向けが6.1%(0.2ポイント増)。金利タイプ別では、「変動金利型」が84.3%(6.4ポイント増)とも最も高く、「証券化ローン(フラット35等)」(4.5%)、「全期間固定金利型」(2.1%)、「固定金利期間選択型」(9.0%)はいずれも前年度より減少した。

 賃貸住宅向け新規貸出額は3兆4.537億円で、前年度比9.2%の増加。

 住宅ローン商品のうち「現在商品として取り扱っている」との回答割合が高いのが「金利タイプ(変動金利型)」(93.7%)」、「金利タイプ(固定金利期間選択型)」(91.8%)、「疾病保障付き」(84.1%)。「商品化を検討中」で高かったのは「リバースモーゲージ」(8.8%)、「産休・育休期間返済緩和型」(3.0%)、「金利優遇(環境配慮型)」(2.5%)。

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固定金利選択型住宅ローン

住宅ローンの種類の一つで、期間を定めて固定金利か変動金利かを選択する方法による住宅金融をいう。当初一定期間を固定金利とし、固定期間終了後に、改めて見直した固定金利か変動金利かを選ぶタイプが多いが、最近...

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