
サッポロ不動産開発(株)は14日、自社保有ビル「アルカサル」(東京都渋谷区)の地上2階区画をセットアップオフィス化したと発表した。内装工事の竣工前に、新たなテナントと賃貸借契約を締結している。
同ビルは、サッポログループの重点戦略エリアである恵比寿に立地。敷地面積は109.32坪。建物は、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建て、延床面積237.62坪。竣工は1992年6月。
2024年7月には、地下1階区画をセットアップオフィス化(詳細は、過去のニュースを参照)。今回、テナントの退去を受け、さらに地上2階区画をセットアップオフィス化した。執務席12席、6人用の会議室、個室ブース1席、ソファブース2席を設置し、トイレの増設により男女別利用に対応。加えて、天井表、床、クロスの内装材を刷新し、デザイン性を向上させるとともに、耐摩耗性に優れた材料を導入。原状回復費用の負担が軽減できる仕様に変更した。
同社は、恵比寿におけるセットアップオフィス化のノウハウを生かし、自社の物件に限らず恵比寿のまちにある築古オフィスのリノベーション支援などを手掛けることで、地域価値の向上につなげていく。
