サッポロ不動産開発(株)は22日、保有するビル「アルカサル」(東京都渋谷区)の地下1階区画をセットアップオフィス化。新たなテナントと賃貸借契約を締結したと発表した。
1992年6月に竣工した同ビルは、サッポログループの重点戦略エリアである渋谷区恵比寿に立地。敷地面積は109.32坪で、建物は鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建て、延床面積は237.62坪。これまでオフィス・店舗として運用されてきたが、近年のスタートアップ企業等のニーズに対応すべく、内装や会議室・個室ブースに加えて家具・什器を備え付けたフルセットアップオフィスとしてバリューアップ工事を施した。
この改修を通じて、新規テナントの移転入居時の初期投資負担を抑制。スピード感のある事業展開・拡大を目指すスタートアップ企業のニーズに応えていく。同社では、既存保有オフィスを中心にセットアップオフィス化工事を進めており、より多くの企業が恵比寿に進出しやすくすることで、まちの活性化・にぎわい創出に寄与していくという。