不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/4/21

24年度のレインズ、新規登録件数が減少

 (公財)不動産流通推進センターは21日、2024年度および25年3月の指定流通機構の活用状況を公表した。

 24年度の新規登録件数は412万118件(前年度比3.6%減)で、月平均34万3,343件が登録された。物件種別では、売り物件が145万3,399件(同2.1%増)、賃貸物件が266万6,719件(同6.4%減)だった。売り物件の取引態様別物件数は、専属専任媒介が13万7,834件(前年度比1.3%増、構成比9.5%)、専任媒介は49万2,782件(同4.9%増、同33.9%)、一般媒介30万1,227件(同2.8%増、同20.7%)。売り主は49万8,548件(同0.7%減、同34.3%)だった。

 年度末時点の総登録件数は78万1,116件(前年度比6.8%減)と、再び減少に転じた。このうち売り物件は41万6,924件(同1.0%増)、賃貸物件は36万4,192件(同14.3%減)となり、5年ぶりに売り物件が賃貸物件の件数を上回った。また、売り物件の成約報告件数は20万5,522件(同12.3%増)となった。

 なお、25年3月の新規登録件数は38万8,978件(前年同月比2.3%減)となり、12ヵ月連続で前年同月を下回った。成約報告件数は7万4,980件(同9.9%増)となり、5ヵ月連続で前年同月よりも増加している。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

レインズ

レインズ(REINS)とは、 Real Estate Information Network Systemの頭文字を並べた名称。国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構(「指定流通機構」という)が運営しているコンピュータネットワークシステムの名称である。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。