不動産ニュース / 開発・分譲

2025/4/23

大和ハ他、「大宮」駅徒歩圏で大規模複合開発

「(仮称)桜木PPJ」の完成イメージ

 大和ハウス工業(株)は23日、大和ハウスリアルティマネジメント(株)、東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)と共同で、駐車場活用事業「(仮称)桜木PPJ」(さいたま市大宮区)を着工したと発表した。

 2023年にさいたま市が実施した公募型プロポーザルに応募、選定されたプロジェクトで、新たなビジネス・文化・ライフスタイルを形成するウェルビーイング拠点「Omiya Well-being Station」をコンセプトとして開発する。JR「大宮」駅西口徒歩10分の市営駐車場「桜木駐車場」の一部、敷地面積1万8,043.34平方メートルに鉄骨造地上2~5階建ての5棟構成の大規模複合施設を整備する。総延床面積は3万1,858.92平方メートル。

 商業棟(3階建て、延床面積1万861.20平方メートル)、オフィス棟(5階建て、同9,120.23平方メートル)、駐車場棟(2階建て、同5,643.67平方メートル)、フィットネス棟(2階建て、同5,149.55平方メートル)、MICE結婚式場棟(2階建て、同1,074.49平方メートル)の計5棟を整備する。商業棟にはスーパーマーケットやクリニックモールを誘致し、フィットネス棟と合わせた健康的な日常生活を支えるほか、オフィス棟ではシェアオフィスや地域交流スペースを設けることで、新たな事業の創出を促進する。

 また、「鉄道のまち大宮」として、鉄道車両を展示し、各種イベントを開催する「電車ひろば」を設置。さらに、災害発生時の帰宅困難者受け入れなど、地域の防災拠点としても活用する。

 竣工およびオープンは2027年春ごろを予定している。

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。