三幸エステート（株）は14日、2025年4月の東京都心5区（千代田、中央、港、新宿、渋谷）と全国6大都市（東京23区と札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の5市）の大規模ビル（1フロア当たりの面積200坪以上の賃貸オフィスビル）のマーケットデータを公表した。
東京都心5区のオフィス空室率は2.71％（前月比0.84ポイント低下）と、前月から大幅に低下し、21年5月以来の2％台に。港区の新築・築浅ビルを中心にまとまった面積の空室が消化されたことが、その主な要因。募集面積の割合を示す潜在空室率も4.70％（0.61ポイント低下）と大幅に低下し、20年10月以来の4％台となった。
1坪当たりの平均募集賃料は3万83円（同343円上昇）となり、17ヵ月連続で上昇または横ばい。都心部では品薄感があり、募集面積は41万3,553坪（同4万8,572坪減）と、20年8月以来の30万坪台が目前に。
全国6大都市の空室率は、東京23区3.0％（同0.6ポイント低下）、札幌市3.0％（同0.2ポイント上昇）、仙台市5.5％（同変動なし）、名古屋市2.9％（同0.1ポイント低下）、大阪市3.0％（同0.2ポイント低下）、福岡市4.3％（同0.4ポイント上昇）となった。
