
三菱地所(株)は19日、オーストラリア・シドニーにおける分譲住宅を中心とした大規模複合開発「Rozelle Village(ロゼル ヴィレッジ)」について、ニューサウスウェールズ州の開発許認可を取得したと発表。開発を始動した。
現地の住宅ディベロッパーである「PERIFA Capital」と共同で開発を進めているもので、同社との共同事業の第2弾となる。
シドニー西部に位置するRozelle地区の主要幹線道路であるVictoria Road沿いの敷地に、ラグジュアリー住宅(総戸数169戸)とアフォーダブル住宅(同59戸)、商業施設、オフィスからなる複合施設を整備する。ニューサウスウェールズのSSDA許認可を取得したことで、同州の抱える住宅供給不足の解消に貢献するとともに、エリアのランドマークとなる大規模複合開発の実現を目指す。
計画敷地は約7,330平方メートル。建物は地上18階建て地下3階建て、延床面積は約3万6,941平方メートル。低層部には大型スーパーマーケットやレストラン、カフェなど充実した商業店舗を誘致。地域の人々の憩いの場となるようなオープンスペースも確保し、同地区に新たなにぎわいを創出する。
事業シェアは同社90%:Perifa10%。着工は下期、全体竣工は2028年上期の予定。25年上期よりラグジュアリー住戸の販売を開始している。