
(一社)千葉県宅地建物取引業協会は27日、ホテルニューオータニ幕張(千葉市美浜区)にて定時総会を開き、2024年度の収支決算の議決・承認および24年度事業活動、25年度事業計画・収支予算等を報告した。
冒頭、同協会会長の髙﨑正雄氏が挨拶。「空き家問題に関して、宅建事業者への期待が高まっている。全宅連として全国の都道府県宅建協会に相談窓口を設置するとともに、担い手となる人材育成にも力を入れていた。また千葉宅協が100%出資して設立したハトネッツ少額短期保険(株)に代理店・取次店として参加する会員が500社を超えるなど順調。より多くの会員事業者に活用していただきたい。引き続き会員支援を積極的に行なうことで、地域社会の発展に貢献していきたい」などと述べた。
25年度の事業計画では、税制改正要望として適用期限を迎える各種特例措置の延長等への対応や、政策要望として既存住宅流通の活性化や賃貸管理業の適正化に向けた活動等を行なっていく。このほか、国土交通省の「不動産業による空き家対策推進プログラム」への対応に向けて相談体制整備および人材育成に取り組む。組織強化の一環として、青年部や女性部会などの創設についても検討を進める。