
日鉄興和不動産(株)は、共創実験場シェアオフィス「Real Co-CreaBa(リアルコクリバ)」を17日に開設した。
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅徒歩4分、同銀座線「溜池山王」駅徒歩6分など5駅の利用が可能な立地。「第35興和ビル」(東京都港区)の1階にオープンした。同社が展開している、共創を生み出すプラットフォームプロジェクト「Co-Creation BASE」の初のリアル拠点。共創を中核に据えたイノベーションモデル「オープンイノベーション2.0」の一環で、多様な個人が主体となり、企業やフェーズの垣根を超えて共創を生み出すことで、社会課題の解決や持続可能な社会の実現を目指している。
興味・関心を追求する意欲を持つ人のみが参加できるコミュニティとして運営するため、利用申し込み時には、共創で実現したい明確なテーマ等をフォームに記載。オンライン面談を経て利用が可能となる。また、共創に特化した空間設計とし、空間や設備もこれまで共創を推進してしてきた同社社員の経験を反映してデザインした。基本的なオフィス備品に加え、共創企業との合同ミーティングやイベントを開催できるスペースなども整備した。
さらに(株)Rondが提供する共創の種を生み出すつながりDXサービス「parks」を活用したコミュニティづくりや、空間経済学の専門家で企業内部の経済活動について実証研究などを行なう一橋大学イノベーション研究センターの中島 賢太郎氏と連携。共創の現場で得られたデータや知見を活用しながらオープンイノベーションPDCAサイクルを実行していく。