(一社)日本ホームステージング協会は24日、同協会会員を対象としたインターネット調査「第8回ホームステージング実施調査」の結果を発表した。
調査実施期間は、2024年1月1日~12月31日。回答数は不動産業171件、ホームステージング事業他136件。
売買物件における、ホームステージング実施後の成約までの平均期間は、1ヵ月以内が30%でトップ。2位は3ヵ月以内(22%)、3位は2週間以内(19%)だった。1物件当たりのホームステージング平均費用は、10万~20万円未満が31%でトップ。以下、5万~10万円(25%)、20万~30万円未満(23%)となった。実施する基準については、「売却しにくい物件」(43%)が1位。「高額物件」(38%)が2位。「全部の物件」(26%)は3位だった。
売買物件のホームステージングが前年より「大幅に増えた」という回答は18%、「少し増えた」は36%で回答者の過半数が「増えた」としている。
賃貸物件については、ホームステージング実施後成約までの平均期間は2ヵ月以内(30%)、1ヵ月以内(29%)、2週間以内(20%)の順。ホームステージングにかけた平均金額は、家賃1.5ヵ月分、家賃1ヵ月分が32%で同率1位。家賃半月分(17%)が続いた。ホームステージングを実施する基準は、トップが「長期空室」(44%)、以下「高額家賃」(37%)、「入居しにくい部屋」(35%)の順。
ホームステージング実施前と比較した成約までの期間は、「少し短縮した(1週間~1ヵ月)」が55%でトップ。「大幅に短縮した(1ヵ月以上)」(17%)が続いた。また、ホームステージング導入による賃料の変化については、「1~4%値上げできた」が50%、「5%以上値上げできた」が10%と、6割が賃料値上げが実現したと回答した。
同調査が含まれた「ホームステージング白書2024」は、同協会ホームページで公開している。