
野村不動産(株)は24日、フィリピン・マンダルヨン市の大型複合開発「The Observatory(ザ・オブザーバトリー)」の住宅棟「SORA Tower at the Observatory」(総戸数650戸)が6月に着工、モデルルームを新設し販売を本格的に開始したと発表した。
同社はフィリピンの大手ディベロッパーFederal Land, Inc.と共に合弁会社Federal Land NRE Global Inc.(以下、「FNG」)を設立し、同プロジェクトに参画。同物件は、FNGが初期のプロジェクトとして参画した4物件のうちの一つ。メトロマニラ主要CBD至近の約4.5haの敷地に最高階数48階8棟、総戸数4,300戸規模の分譲住宅、1棟のオフィス、低層階の商業施設による大型複合開発として推進している。
「SORA Tower at the Observatory」はFNGが携わる分譲マンション第1号案件。フィリピンの首都圏であるメトロマニラのうち、主要都市エリア(BGC、マカティ、オルティガス)に囲まれた利便性の高いエリアに立地する。建物は地上36階地下6階建て。足元の商業施設に直接アクセスすることが可能。
住戸面積は28~148平方メートル、スタジオタイプ~3ベッドルームタイプ。南向き住戸を多く備えた計画とし、共用部には職住近接を求める若い世代の居住者に向けたコワーキングスペース、ZENリラクゼーションスペースなどを設ける。また、住戸内には“日本のライフスタイル”をコンセプトとした収納計画などを採用している。
初期販売済住戸のうち、日本人の購入者が全体の約4割を占めており現地の顧客に加え、日本人からの評価も高いという。
竣工・引き渡しは2030年の予定。