
アットホーム(株)は28日、生成AIを活用したホームステージングサービスを開発し、みずほ不動産販売(株)に提供を開始したと発表した。
不動産会社がホームステージングを実行する場合、これまでは実際に物件に家具や装飾を配置して撮影するか、撮影した画像に専用の編集ソフトを配置するバーチャルホームステージングとして画像を制作するなど、手間と経費が掛かっていた。また、生成AIを活用する場合、画像生成の過程で元の物件の形状や設備が改変されてしまうケースがあることから、「不動産の表示に関する公正競争規約」に抵触するリスクがあった。
そこで同社では、AIが生成したホームステージング画像を、専門知識を持つチームの担当者がチェックする体制を整えた。空室状態の写真に、AIが生成した家具や装飾を配置。その後、人の目でチェックすることで、画像改変などが発生した画像を除く。以前より実証実験を進めていたもので、2024年10月には同プログラムに関する特許も取得している。今回、みずほ不動産販売の協力を得て、提供を開始した。