
野村不動産(株)は28日、ベトナム・バクニン省の複合タウンシップ開発「Hong Hac City プロジェクト」を開始すると発表した。事業期間10年超の大規模プロジェクトとなる。
現地ディベロッパーであるPhu My Hung Development Corporationとの共同事業。計画地は、ハイテク産業が集積するバクニン省に位置し、ハノイ中心部から約20km、主要産業拠点とハノイを結ぶ国道17号線にも近接する、ハノイ東部の玄関口。198haの敷地に、総戸数約2,850戸の分譲住宅、公園、クラブハウス、学校、病院、商業施設などの誘致・開発を包括的に手掛ける。総事業費は、野村不動産のベトナム事業では最大となる約2,850億円(1USD=144.02円で換算、5月31日時点)。
分譲住宅は、戸建住宅(ヴィラ)や2戸連棟住宅(セミデタッチドヴィラ)、連棟住宅(タウンハウス)など多様なタイプを計画。全体開発コンセプトを「Gathering Nest to Enjoy Life With Seasons」とし、ベトナム北部の四季や、豊かな緑と水辺を感じられる外部空間を提供する。まち全体の約20%を緑化する計画としている。
1区画の土地面積は約110~380平方メートルの予定。3つのゾーンに分けて企画・販売を行なっていき、ゾーン1はフレンチクラシックスタイルを採用。ほか2つのゾーンについてはゾーン1とは異なるスタイルとし、統一感のあるまち並みを保ちながらそれぞれ個性のある街区を目指す。
6月に着工および販売を開始している。同月14日には完全予約制の販売開始イベントを開催し、300人超が来場。申込率は第1期販売において約80%に達し、100件を超える申し込みがあった。