（一社）不動産証券化協会は7月31日、39回目となる「私募リート・クォータリー」を公表した。60投資法人の各資産運用会社から提供されたデータを基に、私募リート市場の規模や投資家分布状況等の情報をとりまとめているもの。2016年より四半期ごとに公表している。
25年6月末時点における私募リートの物件総数は2,001物件（前年同期比235物件増）、資産総額は7兆2,499億円（同12.3％増）。出資総額は4兆1,175億円（同12.2％増）となった。
保有物件のアセットタイプは、オフィスが36.4％（2兆6,375億円）で最多。以下、賃貸住宅21.6％（1兆5,651億円）、物流施設20.2％（1兆4,635億円）、商業施設14.8％（1兆722億円）だった。
投資家分布状況については、地域金融機関が31.8％で最多となり、中央金融法人が27.5％、年金が21.3％、事業会社等が19.3％。
