不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2025/8/14

リースバック利益が3割減/And Do25年6月期

 (株)And Doホールディングスは14日、2025年6月期決算(連結)を公表した。

 当期(24年7月1日~25年6月30日)は、売上高647億3,500万円(前期比4.2%減)、営業利益26億2,000万円(同27.0%減)、経常利益29億4,300万円(同14.9%減)、当期純利益23億4,100万円(同5.5%減)となった。

 フランチャイズ事業では、都市部エリアをはじめとして新規加盟開発活動に注力。特に大阪府下を中心とした近畿エリアでの新規加盟獲得が順調に進み、新規加盟契約は125件、累計加盟店舗数は725店舗となった。期中の新規開店店舗数は84店舗、累計では624店舗。セグメント売上高は31億2,100万円(同0.9%減)、セグメント利益は19億2,000万円(同4.5%減)。

 ハウス・リースバック事業は、一部報道によりリースバック自体の社会からの評価が低下したことを受け、仕入契約件数を抑制し、ファンドへの譲渡件数も減少。854件を新規に獲得し、883件をファンド等へ譲渡した。累計保有物件数は558件。セグメント売上高194億円(同25.4%減)、セグメント利益22億6,400万円(同29.4%減)となった。

 金融事業においては、全国ネットワークの査定力、販売力を生かしたリバースモーゲージ保証事業の拡大に注力し、認知度拡大および利用促進に向けた提携金融機関の開拓と連携強化に努めてきた。首都圏を中心に新規保証の獲得が進み、新規保証件数は504件、累計保証件数は2,008件、累計保証残高は281億7,800万円に。セグメント売上高は5億5,800万円(同19.7%増)、セグメント利益1億7,900万円(同70.7%増)。

 不動産売買事業では、大型案件の売却が進んだことや、注力する中古住宅再販など住宅系の仕入れおよび売却が伸長。取引件数は1,187件(同18.1%増)となった。結果、セグメント売上高は383億9,600万円(同11.6%増)、セグメント利益20億3,100万円(同14.9%減)となった。

 次期(26年6月期)については売上高550億円、営業利益29億円、経常利益30億円、当期純利益27億7,200万円を見込む。

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