(株)東京カンテイは21日、2025年7月の三大都市圏中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の推移を発表した。
首都圏は5,857万円(前月比0.1%上昇)と12ヵ月連続で上昇した。都県別では東京都が8,908万円(同0.9%上昇)と15ヵ月連続の上昇。対照的に、神奈川県は3,981万円(同0.8%下落)、埼玉県は3,009万円(同0.1%下落)、千葉県は2,797万円(同0.7%下落)といずれも下落した。
近畿圏は大阪エリアがけん引する形で、3,142万円(同0.4%上昇)と小幅ながら続伸。大阪府は3,648万円(同1.3%上昇)となり、昨年末からの上昇基調を堅持。一方、兵庫県は2,467万円(同0.7%下落)と2ヵ月ぶりに下落した。
中部圏は2,310万円(同1.0%下落)、愛知県は2,422万円(同1.3%下落)とそろってマイナスを示した。
主要エリアの動向を見ると、首都圏では東京23区が1億477万円(同1.4%上昇)と15ヵ月連続で上昇した。都心6区は1億6,699万円(同1.7%上昇)と30ヵ月連続で上昇している。城南・城西6区は8,764万円(同1.6%上昇)、城北・城東11区は6,825万円(同1.8%上昇)。都心部では、継続分の流通戸数が積み上がり続けている。
近畿圏は大阪市中心6区が8,194万円(同2.3%上昇)と19ヵ月連続で上昇。名古屋市中心3区は3,837万円(同2.3%下落)となった。