不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/8/29

木住協会員の戸建て、長期優良住宅比率が約5割に

 (一社)日本木造住宅産業協会は28日、2024年度の自主統計および着工統計の分析結果を発表した。

 対象会員(住宅生産事業者)計480社にアンケートを実施し、その木造軸組住宅の着工実績を国土交通省が公表している「住宅着工統計」と比較・分析している。調査期間は25年5月10日~7月1日。回答者数は393社で、回収率は81.9%。

 24年度の会員の住宅着工戸数は7万9,472戸(前年度比7.3%減)。うち、戸建てが7万2,325戸(同9.0%減)、共同住宅が7,147戸(同14.2%増)。戸建てのうち平屋住宅が1万2,853戸(新設項目のため前年度比較はなし)、3階建て以上が6,921戸(同18.9%減)となった。国の住宅着工統計における木造戸建て戸数の会員シェアは18.5%(同2.0ポイント減)。木住協会員が建設した戸建てのうち、平屋建てが17.8%(前年度比はなし)、3階建て以上は9.6%(同1.1ポイント低下)となった。エリア別に見ると、平屋建ては四国エリアで40.1%、九州で35.8%だったのに対して、関東エリアでは10.9%にとどまるなど、地域差が如実に表れた。3階建てについても、関東が16.9%、近畿が10.1%と2桁になった一方、北海道、東北、北陸、中国、四国、沖縄では1%に届かなかった。

 平成28年省エネルギー基準適合住宅は6万4,965戸(同0.3%増)とわずかに増加。同協会会員の戸建て住宅着工に占める割合は89.8%(同8.3ポイント増)となった。エリア別に見ると、北海道の98.0%をはじめ、東北、北陸、近畿、中国、四国、九州で90%を超えた。長期優良住宅建築等計画の認定戸数は3万5,491戸(同9.2%増)となり、同協会会員の戸建て住宅着工のうち49.1%(同8.2ポイント増)。全認定戸数のうちの同協会シェアは25.5%(同3.3ポイント減)だった。

 また、Nearly ZEHを含むZEH適合住宅は2万3,179戸(同10.6%増)、同協会会員の戸建て着工戸数に占める割合は32.0%(同5.6ポイント増)。太陽光発電搭載住宅は2万6,286戸(同3.0%減)、同協会会員の戸建て着工戸数に占める割合は36.3%(同2.2ポイント増)だった。

 28日に行なった記者説明会で挨拶した同協会専務理事の加藤 永氏は、「3月末の駆け込み着工の影響で4月の新設住宅着工は大きく減っているが、5・6月と回復傾向にはある。しかし、建築費高騰の影響で着工は減少傾向であり、急回復は難しいだろう。そうした中で、会員の手掛けた住宅の長期優良住宅認定比率が5割に迫っているのは特筆したい」などと話した。

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木造軸組工法

在来工法ともいい、木造建築物の工法の一つ。「在来工法」とは、「伝統工法」をベースとしながら、第二次大戦後の技術革新で新たに生まれた木造建築物の工法である。

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