不動産ニュース / 開発・分譲

2025/9/1

「札幌」駅前に大型複合施設/ヒューリック

「HULIC SQUARE SAPPORO(ヒューリックスクエア札幌)」外観イメージ

 ヒューリック(株)は1日、大型複合施設「HULIC SQUARE SAPPORO(ヒューリックスクエア札幌)」(札幌市中央区)が竣工したと発表した。

 同社が保有する「ヒューリック札幌 NORTH33 ビル」と「ヒューリック札幌ビル」に隣接する2物件を、それぞれI・II期として段階的に工事し、1棟の大型複合施設に建て替えた。2022年8月にI期工事が完了し、先行してオープン。今回II期工事が完了し、施設全体が竣工となった。

 JR「札幌」駅前に位置し、市営地下鉄「さっぽろ」駅に直結。敷地面積約2,545平方メートル、延床面積約3万3,660平方メートル、鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造地上20階地下1階建て。

 低層階(地下1階~地上3階)に商業施設、中層階(4~9階)にオフィス、高層階(10~20階)に同社グループ直営の「ザ・ゲートホテル札幌 by HULIC」(総客室数172室)を配置する。ザ・ゲートホテルブランドは全国で7軒目。

 商業施設は、飲食店舗、物販・サービス店舗で構成。先行オープンしているI期とII期が接続し、施設を回遊できる空間とする。商業施設全体のグランドオープンは26年3月28日。

 オフィス基準階の貸室面積はI期が約180坪、II期が約255坪。多様なニーズに対応できるよう、最小約30坪まで分割が可能。共用部にはオフィスラウンジを計画し、ワーカーの憩いの場を創出する。

 ホテルは、全6タイプ・172室を用意。専有面積は17~64平方メートル。共用部にはオールデイダイニングや宿泊者専用の大浴場を設置。最上階の「Guest Lounge」は、札幌のまち並みを一望できる開放的な空間とする。開業は25年12月20日の予定。

 環境に配慮し、同社が開発した非FIT太陽光発電所由来の再生エネルギー100%電力を使用。電気由来のCO2排出を実質ゼロとする。また、BCP対応として、72時間稼働の非常用発電機を屋上に設置し、電源途絶時も建物共用設備の機能を維持することが可能。災害時には共用部の一部を一時滞在スペースとし、一時滞在者100人が3日間生活できる施設として地域の防災性向上に貢献する。

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