不動産ニュース / 開発・分譲

2025/9/19

千葉港新港地区に物流施設/大和ハ・JR貨物

「DPL千葉レールゲート」外観

 大和ハウス工業(株)と日本貨物鉄道(株)(JR貨物)は18日、大型マルチテナント型物流施設「DPL千葉レールゲート」(千葉市美浜区)を16日に竣工したと発表した。

 東京都心から約30km圏内、国際拠点港湾に指定されている千葉港の新港地区に位置。京葉道路「穴川」ICから約3.5km、東関東自動車道「湾岸千葉」ICから約5km。京葉臨海鉄道臨海線「千葉貨物」駅から約9km。「成田国際空港」から車で約40分と、陸・海・空それぞれの物流インフラにアクセスしやすい点が特徴となる。

 敷地面積約4万8,539平方メートル。鉄骨造・耐震構造地上4階建て。延床面積約11万3,916平方メートル。賃貸面積約8万8,701平方メートル。屋上に太陽光発電システム(3,304kW)を設置し、発電した電力は自家消費、非化石証書を活用し建物全体を再生可能エネルギー100%で運用する。施設内緑化や全館LED照明、節水型設備の導入も実施した。ZEB、BELS6つ星を取得。

 事務所を設置した区画や、必要面積に応じて選ぶことができる区画など、さまざまなテナントニーズに対応する。最小区画面積は約5,071平方メートルで、最大12テナントの入居が可能。

 トラックが直接各階に乗り入れるダブルランプウェイを採用。1フロアにつき58台分のトラックバースを備え、トラックの入場予約システムやオンラインチェックインシステムも用意し、効率的な運用を支援する。

 ワーカーの働き方改革の支援として、最大14人を受け入れる保育施設を設置。カフェ、無人コンビニ、トラックドライバー向け休憩室なども設ける。

 なお、両社が共同で物流施設を開発するのは、日本貨物鉄道「札幌貨物ターミナル」駅の構内に立地する「DPL札幌レールゲート」(札幌市白石区)に続き2度目。

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