不動産ニュース / 開発・分譲

2025/9/24

世田谷・八幡山の「ザ・ライオンズ」竣工/大京・穴吹

第一種低層住居専用地域に立地する「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」外観
建物屋上に設置した479枚の太陽光パネル

 (株)大京と(株)穴吹工務店は24日、分譲マンション「ザ・ライオンズ世田谷八幡山」(東京都世田谷区、総戸数52戸)の竣工に伴い、報道陣向け内覧会を開催した。住棟全体で一次エネルギー消費量を100%以上削減する「ZEH-M」と、住戸ごとで100%以上削減する「ZEH」両方の基準を満たす日本初の認定分譲マンション。

 京王線「八幡山」駅徒歩3分、第一種低層住居専用地域に立地。敷地面積3,683.56平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階建て。住戸の専有面積は43~84.31平方メートル、間取りは1LDK+DEN~3LDKの18タイプを用意。

 内断熱工法による断熱性能の向上や、アルミ樹脂複合サッシ・アルゴンガス入りLOW-E複層ガラスの採用で、外気による室温の変化を抑制。また、専有部には蓄電池と家庭用燃料電池コージェネレーションシステムを導入した。建物屋上には、住戸別の太陽光発電パネル479枚(1枚当たり0.44kW)を設置。これら省エネと創エネを合わせ、全住戸で一次エネルギー消費量を120%以上削減する。モデル住戸(70平方メートル)では、年間約16万7,000円の光熱費削減を見込む。

 共用部には、大型蓄電池(17.6kW)、井戸を設けることで、災害時に「電気」「ガス」「水道」が途絶しても、自宅で1週間以上生活を維持できる防災システム「SONA-L SYSTEM(ソナエルシステム)」を採用。敷地内緑地率を26%確保している。また、武蔵野に生息する野鳥やチョウの飛来を想定し、中庭には実のなる植物やバードバスを設置するなど、生物多様性の保護にも配慮した。

 住戸の天井高は2,500mmを確保。パッシブデザインを採用し、自然の風を室内に取り込む工夫を凝らしている。キッチン天板、洗面所にはフィオレストーンを取り入れた。

 2024年6月にホームページをオープン。同年10月より総合ギャラリー「ザ・ライオンズギャラリー新宿」(東京都渋谷区)での販売を開始し、これまでに、30歳代のパワーカップルを中心に5,000件を超える反響を得ており、7割以上が販売済み。販売価格は、70平方メートルで1億2,000万~1億3,000万円台。
 なお、10月11日より棟内モデルルームをオープン。26年3月をめどに完売を目指す。

中庭には実のなる植物やバードバスを設置するなど、生物多様性の保護にも配慮している
アルミ樹脂複合サッシ・アルゴンガス入りLow-E複層ガラスの採用で、外気による室温の変化を抑制

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