(株)東京カンテイは10日、2025年10月の主要都市圏別・中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は4,211万円(同4.8%上昇)となり、2ヵ月ぶりに上昇した。地域別では東京都が6,874万円(同0.6%減)、神奈川県が4,419万円(同12.6%増)、千葉県が2,980万円(同3.4%増)、埼玉県が2,919万円(同3.4%下落)だった。神奈川は大幅上昇となったが、8月の水準には届かなかった。千葉は4ヵ月ぶりに上昇。
近畿圏は平均3,108万円(同0.3%下落)と、3ヵ月ぶりに前月を下回った。主要府県では、大阪府が3,445万円(同6.9%上昇)、兵庫県が2,934万円(同3.8%下落)、京都府は4,410万円(同4.9%下落)。大阪府は平均築年が2.3年増加したにも関わらず上昇した。
中部圏は2,748万円(同10.6%上昇)。平均築年が3.4年減少したのが要因と考えられ、14年4月の集計開始以来の最高価格となった。愛知県は3,244万円(同7.6%上昇)。
宮城県は2,600万円(同3.5%上昇)。福岡県は2,606万円(同13.9%上昇)と大幅に上昇した。
