野村不動産(株)と(株)竹中工務店は16日、開発を推進している「(仮称)福岡天神センタービル建替計画」(福岡市中央区)に着工した。
福岡市営地下鉄「天神」駅徒歩1分に立地。敷地面積4,863.19平方メートル、延床面積約6万9,000平方メートル。鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造地下3階地上21階建てのオフィス・商業ビルを建設する。
地下鉄天神駅から直結、地上バス停とも近接する交通結節点となり、各種イベントなども開催できる広場空間を計画。バス停付近には来街者が憩える地上広場を設ける。2階のオフィスエントランスには入居企業専用のラウンジを、玄界灘を見渡せる屋上にはテラスラウンジを設置。
温室効果ガス排出抑制のため、環境配慮型コンクリートやリサイクル建材を採用。既存地下躯体も再利用する。Low-eガラスの採用や庇による日射遮蔽制御で、環境負荷低減を目指す。また、敷地内の広場空間や壁面・テラスの緑化等により、建物全体を緑あふれる空間に整備する計画としたことで、福岡市の「グリーンボーナス」を取得。また、CASBEE福岡/建築(新築)Sランク相当、BELS認証(オフィス部分 ZEB-Oriented)を取得する予定。
竣工は2028年度を予定している。
