不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/12/18

賃貸マンション家賃、9エリアが全面積帯で前年上回る

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は18日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2025年11月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の全13エリアを調査している。調査・分析はアットホームラボ(株)。

 賃貸マンションの面積帯別の平均募集家賃前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が福岡市(前年同月比14.1%上昇、平均家賃6万1,086円)、30~50平方メートル(カップル向き)は東京23区(同12.0%上昇、同17万2,890円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)は福岡市(同11.0%上昇、同12万9,611円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)は仙台市(同11.1%上昇、同14万2,252円)。

 平均募集家賃は、首都圏および名古屋市・京都市・神戸市・福岡市の計9エリアが全面積帯で前年同月を上回った。
 カップル向き・ファミリー向きがすべてのエリアで前年同月を上回った。シングル向きでは東京23区が18ヵ月連続、大阪市が16ヵ月連続で最高値を更新。東京23区は5ヵ月連続で全面積帯において最高値となり、ファミリー向きの平均賃料は25万円を超えた。

 賃貸アパートにおいては、シングル向きが福岡市(同9.1%上昇、同4万7,113円)、カップル向きが東京23区(同10.4%上昇、同12万090円)、ファミリー向きは仙台市(同12.8%上昇、同8万1,832円)。 
 平均募集賃料は、カップル向き・ファミリー向きは全エリアで前年同月を上回った。東京23区はアパートにおいても2ヵ月連続で全面積帯が最高値となった。

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