不動産ニュース / 開発・分譲

2026/1/28

東急不、物流施設間で搬送ドローンの実証実験

5.3km離れた「LOGI’Q白岡II」から7分間の飛行を終え「LOGI’Q蓮田」に着陸するドローン
荷物を切り離す。今回は近隣農家で栽培されたイチゴを運んだ
再び「LOGI’Q白岡II」へ向け飛び立つドローン

 東急不動産(株)は28日、1月に竣工した物流施設「LOGI’Q(ロジック)蓮田」(埼玉県蓮田市)と近隣の同社物流施設「LOGI’Q白岡II」(埼玉県白岡市)の間で、搬送ドローンの実証実験を実施。関係者に公開した。物流業界における業務効率化や人手不足解消、地域課題解決への寄与を図るDXの取り組みの一環。

 同社は、今後産業団地事業の一環として開発していく物流施設に、地域の荷物の集結、倉庫、配送拠点となるドローン基地「ドローンデポ」を設け、地域住民の買い物支援や農産物の集荷や発送、配食・フードデリバリー、医療品や処方薬の配送、貨客混載などを通じて地域課題の解決拠点として活用する。2030年度竣工を目指し進めている、物流・工場団地の複合開発プロジェクト「サザン鳥栖クロスパーク」(佐賀県鳥栖市)への実装を計画している。これらに加え、交通渋滞等に左右されない物流施設間の小口荷物の搬送、近隣工場間の部品輸送、災害時の近隣地域への物資輸送、リゾート地でのオンデマンド配送等にも、ドローンを活用していく方針。

 今回の実証実験は、産業用ドローンの共同開発、研究等を手掛ける(株)エアロネクストと共同で実施したもの。近隣に東急不動産の物流施設が集中し、その間をドローンの飛行に適した河川が流れ、施設にドローンが離着陸できる未使用敷地があることから実験場所として選ばれた。

 実験では「LOGI’Q白岡II」の近隣にあるイチゴ農家が栽培したイチゴを、遠隔操作されたドローンにより、約5.3km離れた「LOGI’Q蓮田」まで搬送。再び「LOGI’Q白岡II」へ飛行した。飛行区域は、DID(人口集中地区)のため、通常はレベル4(都市部の有人地帯における目視外飛行)の規制を受けるが、ドローンに搭載されたカメラが補助者を代替することで、道路や線路の上空を飛行できる「レベル3.5」の自動飛行を実施。実験中は風が強かったが、両施設周辺を流れる河川の上空をメインに、片道約7分かけて飛行した。

 このたび竣工した「LOGI’Q蓮田」は、同社の「LOGI’Q」シリーズ17弾。圏央道「白岡菖蒲」ICから約1.7kmに立地。敷地面積は約1万4,000坪、建物は鉄骨造4階建て、延床面積約2万9,700坪の大型物流倉庫。CASBEEやBELS、ZEBなど環境認証を取得。屋根一面を太陽光発電パネルとし、大型蓄電池を導入してエネルギーマネジメントを行ない再生可能エネルギー消費比率を拡大。電力の市場取引も行なう。

 3フロアに最大6テナントが入居可能。国道から一段下がった立地特性を生かし、国道から直接2階へアクセスできるスロープを設けた。BCP対策として、1階床レベルを内水氾濫浸水レベルより高く設定。非常用発電機も設置。1階と中3階にデザインコンセプトを変えたテナント従業員向けカフェテリアも設けた。すでに、1階の一部を除く約8割のテナントが決まっている。

「LOGI’Q蓮田」外観

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