記者の目 / その他

2005/7/1

頭から爪先まできれいになれる スーパー銭湯オープン

東急不、スーパー銭湯2号店「ざぶん瀬谷目黒店」見学会開催

 東急不動産(株)が展開する温浴施設スーパー銭湯の2号店「ざぶん瀬谷目黒店」(横浜市瀬谷区)が、7月4日にオープンする。オープンに先駆けた6月30日、報道関係者を対象にした見学会が行なわれたので、取材してきた。

東急不動産のスーパー銭湯2号店「ざぶん瀬谷目黒店」外観
東急不動産のスーパー銭湯2号店「ざぶん瀬谷目黒店」外観
大きな浴槽と開放的なレイアウトとなっている女湯
大きな浴槽と開放的なレイアウトとなっている女湯
写真右は、新たに導入された爪美処(ネイルサロン)。左は、きれい処(アロマエステ・タイ古式療法)
写真右は、新たに導入された爪美処(ネイルサロン)。左は、きれい処(アロマエステ・タイ古式療法)
食事処は、テーブル席と広い座敷が用意されている
食事処は、テーブル席と広い座敷が用意されている

 同社では、長年培ってきたフィットネスクラブやリゾート施設運営のノウハウを生かせる事業として、スーパー銭湯事業に参入。2002年4月に、第1号店として「ざぶん相模原店」(神奈川県相模原市)をオープンしている。
 遊休土地の有効活用として、さらに、地域コミュニティを形成する地域貢献事業として、団塊の世代を中心としたシニアや健康に対するニーズを取り込むべく、今後も積極的に取り組んでいく考えだ。

 2号店となる「瀬谷目黒店」は、「寛ぎ、心地よい温浴空間」をメインコンセプトとして企画。「和風・蔵」をイメージした外観を採用した。
 天然湯4種(炭酸泉風呂、寝ころび湯、壷湯、替り湯)をはじめ、合計14種類の湯が用意されており、浴槽・サウナの面積が広くとられている点が特徴。「1号店(相模原店)で、『混み合うと手足が伸ばせないのが残念』というお客さまの声が寄せられており、その声に応えた」(同施設総支配人・江口浩通氏)という。
 また、髪きり処(床屋)、手もみ処、きれい処(アロマエステ・タイ古式療法)、お食事処などの付帯施設も充実。「相模原店」と同様のこれら施設に加え、「瀬谷目黒店」ではさらに爪美処(ネイルサロン)を新たに導入している。頭から爪先まで、トータルで綺麗になれる。
 これら施設は、入浴客でなくても(入館料金などは発生せずに)利用可能。そこが従来のスーパー銭湯と異なる点だ。


 また、同施設の食堂はレトルト食品を使用せずに、調理した食材を提供するという。さらに地元密着の親近感ある温浴施設とするために、オープン初日の7月4日、および6日、8日、10日の4日間は、JA横浜農協と提携で野菜の生産者直売を行なう予定だ。

 利用料金は、会員費100円を支払えば、大人料金で平日550円、土日祝日は650円というリーズナブルな設定(小人は無料、一般料金は各50円増)。年間約46万人の入場、約5億円の売り上げを見込んでいるという。

 基本的には一浴型の施設ではあるが、銭湯以上の満足感を得られることは間違いない。郊外立地の温浴施設ということで併設の立体駐車場も182台分用意されており、近隣住民はもとより遠方客にとっても恰好の施設となるだろう。(タ)

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