記者の目 / 開発・分譲

2008/5/21

「シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン」のマンションパビリオン、5月24日オープン

豊洲に超高層ツインタワーマンションが誕生する!

 東京都江東区豊洲。約50hにも及ぶ再開発エリアが広がるこの地では、整然とした区画整理が進められ、「アーバンドッグららぽーと豊洲」をはじめとする商業施設・オフィスビル・住居が続々と誕生、今もっともホットなまちとして生まれ変わりつつある。この、まさにホットな地で建設が進められている超高層マンション「CITY TOWERS TOYOSU THE TWIN(シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン)」(住友不動産(株)、阪急不動産(株))のマンションパビリオンが5月24日にグランドオープン、販売活動がスタートする。それに先駆けてマンションパビリオンが、報道陣向けに公開された。  豊洲地区では複数の大規模マンションが供給されているが、3丁目地区としては終期の大プロジェクトで、完成すれば豊洲エリア最高層となるこのマンションついて、今回はレポートする。

「シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン」外観パース。斜めに配棟することで、全戸にて眺望を確保する工夫が
「シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン」外観パース。斜めに配棟することで、全戸にて眺望を確保する工夫が
エントランスホール完成予想図。都市型プレミアムホテルに匹敵するホスピタリティを追求したという
エントランスホール完成予想図。都市型プレミアムホテルに匹敵するホスピタリティを追求したという
極力バルコニーを排除したことで、大きくとった窓からは、豊洲ならではの眺望を存分に楽しむことができる
極力バルコニーを排除したことで、大きくとった窓からは、豊洲ならではの眺望を存分に楽しむことができる
各棟最上階のペントハウスには、屋外ジャグジーが標準設置されている。なんて贅沢!
各棟最上階のペントハウスには、屋外ジャグジーが標準設置されている。なんて贅沢!
ペントハウス部分の天井高は6
ペントハウス部分の天井高は6



眺望を優先し、バルコニーを極力なくした仕様に

 豊洲地区市街地再開発エリア内、江東区豊洲3丁目に供給される「シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン」は、48階建て2棟からなる分譲マンション。総開発面積は1万3,800平方メートルで、総戸数は1,063戸という大規模プロジェクトだ。

 外壁には垂直方向への伸び上がりを強調するフレームワークと、ガラスカーテンウォールを採用し、スタイリッシュな外観デザインとしている。
 また、都心の眺望をより楽しんでもらうために、2棟を斜めに配棟、さらに一般的な窓側の全面バルコニーを採用せず、「ダイレクトスカイビュー」仕様とし、各戸平均約9m幅のワイドなガラス窓を採用した。
 これだけ大きな窓だと、夏の暑さも気になるところだが、断熱フィルムを貼り付けるとのことで、その心配は杞憂のようだ。

 共用施設もハイクオリティ。エントランスは約1,000平方メートルもの大空間を実現。運河に面した幅約90mのガラスウォールを通して、運河の眺望をより楽しむことができるようになっている。エントランスロビーカウンターにはコンシェルジュが常駐。宅配便やクリーニングサービス、タクシーの手配などのきめ細やかなサービスを提供する。

 また本物件では各戸へつながる廊下も内廊下を採用。冷暖房が完備されており、エントランスに入った瞬間から、快適な空間を享受できるという。

 内装については、35階までの「スーペリアグレード」と、36階から46階までの「プレミアムグレード」、さらに最上階の「トップグレード」の3種類を用意。室内カラーは、床が明るいナチュラルカラー、建具が濃いブラウンというタイプと、床・建具ともにブラウンでまとめたタイプの2タイプを採用。購入者に選んでもらえるようになっているという。


モデルルームは3種類。最上階のメゾネットルームのモデルも!

 モデルルームはS-80Hm(2LDK+ウォークインクロゼット、77.49平方メートル)、N-110PFm(2LDK+納戸+シューズインクロゼット、107.70平方メートル)、 N-150TH(1LDK+納戸+ウォークインクロゼット+シューズインクロゼット、151.30平方メートル)の3種類。いずれも、落ち着いた内装で、もっとも小さい居室部分でも6.0畳なっており、ゆとりある空間を実現している。特にN-150THは150平方メートル超の面積がありながら、1LDKという間取りのため、外国の住まいに来たかのような印象である。

 眺望については、バルコニーがない分、リビングからダイレクトに楽しむことができる。また、N-110PFmとN-150THではビューバス仕様となっていて、入浴中も贅沢な眺望を堪能できるという。
 なお、N-150THは各棟の最上階、12戸ずつとなっていて、すべてがビューバス+屋外ジャグジー付きとなっている。何という贅沢!!


気になる価格は…

 今回1,000戸を超える分譲となるが、間取り別の割合は、1LDK17%、2LDK50%、 3LDK33%。DINKS、ファミリー層、さらには富裕層も取り込もうというターゲット設定のようだ。
 気になる価格は正式には未定だが、1LDK(52平方メートル前後)で4,500万円前後、2LDK(67平方メートル)で5,500万円前後、3LDK(77平方メートル)で6,500万円前後を予定しているという。ちなみに最上階のメゾネットタイプの部屋は、2億1,000万円前後、とのこと。
 「マンション不況がささやかれているが、東京駅から4km圏内、東京メトロ『豊洲』駅徒歩4分、電線の地中化、段差がなく幅広い歩道などが実現されたユニバーサルなまち、商業施設近接、文教施設近接など、立地、建物、サービスから考えて、この価格でお客さまの理解が得られると思っている」(住友不動産(株)執行役員都市開発事業本部営業統括部長:岡田時之氏)の言葉どおり、モデルルーム公開前にもかかわらず、4月30日現在で、問い合わせが5,720件、事前案内会参加希望1,003件という大きな反響を得ているという。
日本経済新聞が調査した「10年後のお勧めの街ランキング」でも、堂々の1位を獲得した「豊洲」だけあり、反響も上々のようだ。

 同じ3丁目エリアでは、三井不動産レジデンシャル(株)・三菱地所(株)の「THE TOYOSU TOWER」(総戸数825戸)の分譲も行なわれている。都心近接エリアの希少物件分譲に購入希望者はどのような反応を示すのか、動向を見守りたい。(NO)

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