不動産ニュース / 開発・分譲

2001/8/27

【編集部取材】ミサワシティ、2002年に「勝どき6丁目開発事業」着手

「勝どき6丁目開発事業」完成モデル
「勝どき6丁目開発事業」完成モデル

 ミサワホーム(株)は27日、100%子会社のミサワシティ(株)(本社:東京都新宿区、代表取締役:和田浩治)所有の東京都中央区勝どき6丁目において、総合的なまちづくりをめざす再開発事業「勝どき6丁目開発事業」をミサワシティが2002年春に着手すると発表した。

 ミサワシティはこれまで同地再開発事業の都市計画手続きを推進していたが、7月2日に「再開発地区計画」(東京都)および「市街地再開発促進区域」(中央区)が決定したのを受け、具体的計画内容を明らかにしたもの。
 同再開発事業は、計画敷地面積約30,000平方メートルに地上60階地下3階建ての超高層住宅2棟(ツインタワー)および6階建ての業務・商業施設が建設される大規模プロジェクト。
 ツインタワーによる総住居数は約2,800戸で、ホテル・病院・高齢者施設を配置したA棟は熟年層、SOHO向け事務所・多目的ホール・託児所・レストランを配置したB棟はファミリーおよび単身層をターゲットに設定し、幅広い層に対応する。また、低層の業務・商業施設部分には居住者はもとより近隣住民が利用できる温泉・フィットネスクラブやレストランなど公益施設を配置し、地域の文化交流の核となる空間形成をめざす。
 これについて、ミサワホームの三澤千代治社長は「ビル建設会社が作る高層住宅とは違った、住宅会社らしい高層住宅を作る」と述べ、日本最大規模の超高層住宅でありながらも空中庭園を多数配置するなど、「ほっとする」空間の提供をめざすとしている。
 なお、同プロジェクトでは世界の専門家や一般ユーザーの意見を取り入れ、より良いまちづくりを実現させるために「国際アイディアコンペ」を実施し、コンペに寄せられた提案を設計に盛り込んでいく考え。コンペは9月~11月に作品募集し、2002年1月上旬に選考・決定する予定。(コンペの問い合わせ先:ミサワシティ(株) TEL 03-5381-7324)
 工事完了は2005年春、正式販売は2004年からの予定。

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