不動産ニュース / 開発・分譲

2001/11/21

【編集部取材】三井不動産、「2002年3月期 中間決算」発表

 三井不動産(株)は20日、「2002年3月期 中間決算短信」を発表した。

 当期連結業績(対象150社)の売上高は5,540億8,700万円(対前期比7.9%増)、営業利益は471億3,700万円(同5.0%増)、経常利益は291億7,500万円(同3.6%増)、中間純利益220億8,900万円(同108.5%増)であった。
 当期単体業績の売上高は3,015億6,600万円(対前期比14.5%増)、営業利益は339億6,400万円(同4.4%増)、経常利益は251億4,200万円(同10.5%増)、中間純利益は128億100万円(同▲39.8%)であった。
 同社は、賃貸事業における「ららぽーとウエスト(旧船橋そごう)」リニューアルオープン、住宅分譲事業において大型の中高層分譲住宅を売上に計上したことなどが増収につながったとしている。特に中高層分譲住宅事業では計上戸数が当期約1,000戸増加し大幅な増収となった。

 今後の見通しについては景気後退局面が続くなか、都心部における大規模オフィスビルの新規供給が増大によるエリア間ビル間の競争激化、住宅市場における訴求力を持たない物件の淘汰など予断を許さない状況が続くが、同社の竣工予定オフィスビルテナントの契約が順調に進んでいること、住宅市場においては同社が好調な都市型物件に強いことなどをあげて、安定的な収益が見込まれるとしている。なお、通期の業績について、単体では売上高6,000億円、営業利益670億円、経常利益、480億円、当期純利益190億円、連結では売上高1兆1,650億円、営業利益1,030億円、経常利益710億円、当期純利益380億円を見込んでいる。

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