不動産ニュース / 開発・分譲

2002/3/20

清水建設、集合住宅向けの24時間換気システムを開発

 清水建設(株)は18日、暖冷工業(株)(東京都中央区、代表取締役社長:千賀勝彦氏)と共同で、集合住宅で発生する室内化学物質の濃度上昇を効果的に防止する24時間換気システムを開発・商品化したと発表した。

 同システムは、新築時やリフォーム時の直後1年間および室温の上昇する夏期に室内化学物質の濃度が高まる集合住宅について、実際の集合住宅を使って実証実験を行ない、同社がノウハウを確立、暖冷工業が製品化したもの。室温を基準に、換気風量を多段階で自動切り替えすることにより、効果的に濃度の高まりを抑えることが可能で、風量切り替え機能を持たない従来の換気システムと比べて、化学物質の室内濃度を約50%まで低減することができる。
 なお、販売予定価格は、標準タイプで50万円(1セットあたり工事費込み・税別)。標準タイプには設置されている電動給気シャッターを装備しない廉価タイプで25万円(同)となっている(どちらも3LDK向け、新築・リフォーム問わず)。
 同社では今後、自社で手がける集合住宅設計施工案件のみならず、ディベロッパーや設計事務所に対しても同システムを採用・提案していく方針で、暖冷工業でも4月中にはディベロッパーや集合住宅居住者を対象に同システムの販売を開始する予定。
 

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