不動産ニュース / 開発・分譲

2002/10/25

大東建託、品質保証プロセスを開示した「竣工報告書」を作成

 大東建託(株)は23日、2002年10月以降に着工する全物件を対象に「竣工報告書」を作成、完成引渡時に発注者に配布すると発表した。

 同書は、竣工時の社内検査報告書や行政関連の検査済証、地盤調査報告書、住宅性能評価書(該当物件のみ)など、建物の着工から竣工までの全工程の検査記録・写真を、約250ページにおよぶ1冊のファイルに編集したもの。発注者が施工品質に高い関心をもっているにも関わらず、実際に工事現場へと足を運ぶことが少ない実情に注目し、完成後には見ることのできない内部構造等を含め、品質確認できるものとした。
 同社では2002年8月より、全工事担当者に工程管理や品質検査などを目的としてデジタルカメラ搭載の携帯情報端末を配備。これを専用システムでネットワーク化することで、従来の40倍以上の画像を検査データとともにデータベースに蓄積しており、同書ではこのデータを活用する。

 なお同社は同日、顧客満足度の向上をめざし、「お客様サービス課」の機能を強化すると併せて発表。
 顧客からの意見・要望を積極的に取り入れるため、同日より専用の直通ホットライン(フリーダイヤル:0120-1673-43、FAX:03-5401-5528)および専用e-mail(cs@kentaku.co.jp)を新設した。

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