不動産ニュース / 開発・分譲

2003/8/8

三菱地所、「2004年3月期第1四半期業績」発表

 三菱地所(株)は8日、「2004年3月期第1四半期業績の概況(連結)」を発表した。

 当期(2003年4月1日~6月30日)の売上高は1,236億2,900万円、営業利益は147億7,700万円、経常利益は91億9,300万円、当期純利益は44億1,300万円であった。
 セグメント別では、メインテナントである三菱信託銀行(株)の5月入居で本格的に稼働を開始した「三菱信託銀行本店ビル」や商業ゾーンで好調な売上高を維持している「丸の内ビル」など、ビル事業において238億6,900万円の営業利益を計上。また、業務委託していた各ビルの駐車場を一部賃貸事業化することにより、3月末時点より空室率が0.6%改善している。その他の各セグメントについては、下期に売上が集中する季節的要因により営業損失を計上してはいるものの、業績は順調であるとしており、マンション分譲については、首都圏の大型物件を中心として、現段階で今期予想の81%が契約済みで、今期の業績予想の達成はほぼ確実。また、注文住宅事業については、シックハウス対策の強化や住宅ローン減税の優遇措置にからんだ駆け込み需要もあり、好調な受注状況となっている。
 なお、通期の業績予想としては、期初の発表に変更はなく、売上高6,760億円、経常利益670億円、当期純利益は260億円とみている。

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