不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/6/29

N0F、「2004年4月期決算」を発表

 野村不動産オフィスファンド投資法人(NOF)は28日、「2004年4月期決算短信」を発表した。

 当期(2003年8月7日~2004年4月30日)運用状況は、営業収益は45億3,100万円、営業利益は23億1,300万円、経常利益は15億2,800万円、当期純利益は15億2,600万円であった。1口あたりの分配金は10,273円、分配総額は15億2,600万円、配当性向は99.9%であった。

 NOFは2003年8月7日に設立され、同年12月に東証に上場。上場時に取得を予定していた12物件の不動産信託受益権を2003年12月に取得した以後、当期中に「神田岩本町東誠ビル」「駿河台プラザビル」「天王洲パークサイドビル」の3物件の不動産信託受益権および不動産を取得した。この結果、同投資法人の総資産は第1期末時点で15物件、取得価格の総額(資産規模)は約1,273億円となった。ポートフォリオの平均稼働率は、当期末時点で93.3%。
 また、資産拡大により、運用不動産の分散による収益変動リスクの低減、規模のメリットによる運営コストの逓減が図りやすくなったとともに、賃貸市場が相対的に安定して推移している東京都心部の取得価額ベースでの投資比率が62.2%から69.0%まで上昇した。

 なお次期については、営業収益66億円、経常利益23億8,300万円、当期純利益23億8,100万円、1口当たりの分配金は12,900円を見込むとしており、すでに「いすゞ芝ビル」および「星和新宿ビル」の不動産信託受益権を取得している。

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