独立行政法人建築研究所は、民間企業のストック改修技術開発の動向やその実施状況を収集・整理し、現状のストック技術開発の進展状況を把握することを目的として、(社)建築研究振興協会および建築研究開発コンソーシアム会員を対象にアンケート調査を実施。このほど、集計結果を調査報告書として取りまとめ、公表した。
同研究所では、建築物の外的環境の変化に対応すべく、機能の変更や向上、付加を伴う「改修」「再生」および「転用」を支えるための総合的な技術の研究開発を行なうため、プロジェクト研究「既存建築ストックの有効活用のための技術開発」を進めている。
当該プロジェクトの一環として行なわれた今回のアンケート調査は、2003年12月12日~2004年1月9日にかけて実施。185件のアンケートを郵送し、78件の回答を得た(有効回収率42.2%)。
調査内容は、各社の改修に対する取り組み状況・実績、各社で実施・開発している改修技術、先進的な改修事例とその概要など。調査結果は、同研究所ホームページ(http://www.kenken.go.jp/japanese/information/information/press/20040921.pdf)から閲覧が可能となっている。