不動産ニュース / 調査・統計データ

2005/1/7

国交省、平成17年度の予算額決定

 政府はこの度、平成17年度予算案を閣議決定し、それを受け国土交通省は2004年12月24日、予算決定額を発表した。

 同省の決定予算総額は、6兆5,656億円(前年度比0.97)。そのうち住宅局関係の住宅都市環境整備に関する予算額は、1兆7,260億2,600万円(同1.00)に決定した。

 各予算決定額と内容は次の通り。住宅対策8,182億1,000万円(同0.94)で、そのうち特定賃貸住宅が7億3,200万円(同0.79)、農地所有者等賃貸住宅が23億2,800万円(同0.84)、住宅市街地総合整備が710億8,400万円(同0.83)、住宅金融公庫が3,872億円(同0.96)、都市再生機構が620億円(同1.00)となった。
 都市環境整備の予算額は、9,078億1,600万円(同1.07)に決定。そのうち市街地整備が2,768億7,200万円(同1.30)、道路環境整備が5,468億2,500万円(同0.98)となった。

 住宅・不動産関連では、主要施策として住宅市場の整備活性化をめざすため、「マンション履歴システム整備の推進」を図る。同システムは、マンションの区分所有者が、修繕履歴などの情報から状況を把握したり、購入予定者が状況を考慮してマンション購入できるように、管理情報を登録・閲覧できるデータシステム。構築に対し、15億円の補助を行なっていく。
 また、不動産の証券化事業として、民間金融機関による長期・固定金利の住宅ローン供給を支援するため、戸数や対象となる住宅ローンの拡大や金利変動リスクを軽減するための金利変動準備基金(仮称)の造成が挙げられた。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。