フロンティア不動産投資法人は23日、「2004年12月期決算短信」を発表した。
当期(2004年5月12日~12月31日)運用状況は、営業収益19億8,500万円、営業利益12億6,700万円、経常利益10億5,400万円、当期純利益10億5,300万円であった。1口当たり分配金は9,543円、分配金総額は10億5,300万円、配当性向は99.9%。
同社は、2004年5月12日に設立、8月9日に東京証券取引所に上場し、第1期となる当期は「イオン品川シーサイドショッピングセンター」など合計6物件を取得。取得価額は合計648億円で、取得にあたっては、オリジネーターである日本たばこ産業(株)(JT)との間で相対取引を行なったことにより、良質な物件を適正な価格で運用資産に組み入れることができたとしている。
これにより、当期末時点におけるポートフォリオ6物件の総賃貸可能面積は396,128,52平方メートル、テナント数は8、稼働率は100%となった。
なお次期については、営業収益25億1,100万円、経常利益11億9,100万円、当期純利益11億9,000万円、1口当たり分配金10,778円となる見通し。
またFRIでは現在、JTとの間で工場跡地など3物件の取得交渉を進めており、今後もJTとの連携を図りながら成長を図っていくとしている。