不動産ニュース / 開発・分譲

2006/6/15

東急不動産、大阪市内第3のターミナル駅(=天王寺駅)に接続する商業施設を開発

 東急不動産(株)は15日、3月に募集されていた「阿倍野A1地区第2種市街地再開発事業A2棟」(駅前商業施設)において特定建築者および運営事業者の募集コンペに応募していたが、このたび当選したと発表した。

 同社は、大阪市が阿倍野地区において推進する「大阪都市計画事業阿倍野第2種市街地再開発事業」(都市計画決定区域面積:約28.0ha)の中核となる同施設において、2004年9月に民間協力事業者の決定を受け、大阪市と共に事業計画の策定を続けてきた。

 特定建築者とは、計画の保留床を取得することを条件に施行者(この場合大阪市)に代わって建築物の設計・施工を行なう民間事業者。一方、運営事業者とは、施行業者の取得床を一括貸借し、特定建築者の取得床と合わせて一体で運営を行なう民間事業者のことだ。
 今回の決定を受け、同社は駅前商業ゾーンにおいて商業施設を設計・施工し、開業後の運営に至るまで一貫して取り組むことになった。同社は同施設を同地区における中核集客拠点として位置付け、同地区全体の魅力を高めるべく事業を鋭意推進していく方針だとしている。

 同施設は、地元密着型の総合スーパー(イトーヨーカドーの出店が決定済)と広域集客型の大型専門店(東急ハンズが出店の意向を表明済)を核に、各種物販や飲食店などテナント、さらにエンターテインメント施設など多彩な機能を備えたオールターゲット型の大型複合ショッピングセンターとする計画。

 所在地は、大阪市阿倍野区阿倍野筋1,2丁目および旭町1,2丁目の各一部。
 最寄駅は、大阪市内第3のターミナル駅であるJR線「天王寺」、御堂筋線「天王寺」、近鉄線「あべの橋」、地下鉄谷町線「阿倍野」。同施設は「天王寺」・「あべの橋」各駅から、上空通路や地下通路で接続する予定だ。また、施設内には駐車場を1,500台設ける計画となっている。
 敷地面積3万7,800平方メートル、延床面積18万3,722平方メートル。着工時期は2008年、開業時期は2010年春を予定している。

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