不動産ニュース / その他

2006/12/7

介護施設等販売・運営の子会社設立、まずは静岡で複合型居住エリアを開発/住林

 住友林業(株)は7日、介護施設・シニア向け集合住宅などの賃貸および販売、運営を目的とした子会社「スミリンライフアシスト(株)」(東京都新宿区、取締役社長:梅咲直照氏)を11月1日付で設立したと発表した。

 シニアに差し掛かった人が、その後の生涯、安心・安全で快適に暮らすことができる「住環境」を提供すべく、ハード・ソフト両面でアシストしていくことを目的に設立したもの。これまで同社集合住宅本部が手がけてきた介護関連事業のノウハウをもとに、事業を展開していく。

 まずはケーススタディーとして、グループ会社である住友林業クレスト(株)の静岡事業所跡地(静岡市葵区、2万4,172.67平方メートル)を活用、賃貸住宅を中心に、その他施設を併設したシニア向け複合型居住エリアを開発する。
 具体的には、シニア用住居複合施設として、フロント機能を有する健康な高齢者向けの賃貸マンション(65戸予定)、要介護者向けの有料老人ホーム(80戸予定)を建設。診療所も設置し、訪問介護や通所介護を導入することで、周辺地域への寄与を図っていく。
 また、隣接地には高齢者対応が期待できるスポーツジム施設を誘致、地域住民の健康維持促進にも寄与する計画。

 2008年11月にスポーツジムが竣工・稼働。09年3月には、診療所・介護サービス事務所、高齢者用賃貸マンションが竣工・入居開始、同年4月に有料老人ホームが竣工・事業を開始する予定となっている。

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