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2007/2/16

マーケティング力を強化、入居者サービスも拡充/ヒーローマンションFCが全国大会

全国大会の様子
全国大会の様子
「これまでは、建物の性能に頼って売ってきたが、これからはエンドユーザーにどれだけ支持されるハード・ソフトを用意できるかも重要になる」と語る日崎社長
「これまでは、建物の性能に頼って売ってきたが、これからはエンドユーザーにどれだけ支持されるハード・ソフトを用意できるかも重要になる」と語る日崎社長

 高気密、高断熱、ローコスト、環境配慮を売りにしたRC賃貸マンション「ヒーローマンション」をFC展開している(株)ヒーローライフカンパニー(代表取締役・日崎哲仁)は15日、「2007ヒーローマンションFC全国大会」を開催。加盟店関係者に、06年度の活動実績と07年度の活動方針等を発表した。

 同FCは現在、中小ゼネコン、工務店を中心に全国102店が加盟。2006年は、前年とほぼ同じ3,200戸を建設。累計建築戸数も1万9,000戸となった。07年は、前年比9%増の3,500戸の建設をめざす。

 全国大会で発表された2007年のテーマは「チェンジ・ザ・ルール2」。昨年来強化してきた、個人に頼る営業から組織で売る営業への転換と人材育成強化、見込み客を確実に顧客化するためのブランディング・マーケティングを本部・加盟店双方で確立する「ヒーローマーケティングシステム」をさらに根付かせるため、加盟店個々の「温度差」解消に努めていく。
 また、「従来は、建物の性能に頼って売ってきたが、これからはエンドユーザーにどれだけ支持されるハード・ソフトを用意できるかも重要になる」(日崎社長)との観点から、商品力を強化する。分譲マンション並みの広さを持ち、追い炊き、ベンチ付き浴槽、ワンプッシュ水栓などを備えたユニットバスを標準化する。さらに、宅配ロッカーの老舗、(株)フルタイムシステムと提携。賃貸住宅では珍しい宅配ロッカーを、大都市圏の加盟店施工マンションを中心に「コンビニロッカー」ブランドで展開していく。設置に係るコストはゼロで、管理料だけで運営していく。
 「フルタイムシステムのロッカーは、単なる宅配ロッカーではなく、さまざまなサービスが享受できる。忙しい都市生活者にとっては、宅配ロッカーは生活インフラの中心となる。向こう2年間は、このインフラを定着させるための地ならし期間と考え、概ね10戸以上の物件に、年間50棟ほど導入できればと考えている」(日崎社長)という。

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