不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/4/11

投資開発事業、収益性向上により売上高202.5%増/ノエル07年8月期中間決算

 (株)ノエルは、2007年8月期中間決算(連結)を発表した。
 売上高は307億1,100万円(前年同期比51.7%増)、営業利益は18億7,300万円(同72.2%増)、経常利益は10億8,900万円(同65.6%増)、中間純利益は5億5,200万円(同27.3%増)。

 セグメント別では、デベロップメント事業において、不動産ソリューション機能と事業構築機能を発揮した分譲事業用地卸売りを中心とする不動産分譲事業者向けの事業展開が順調に推移したほか、強化方針である一般顧客向けのマンション(グランノエル多摩センターⅡ、グランノエル鵠沼海岸他115戸)、戸建て住宅(エルコートタウン百合丘他31戸)について販売が順調に推移するとともに、将来の収益拡大に向け事業用地の仕入れを積極的に推進。結果、売上高172億9,300万円(同13.5%増)、営業利益13億4,000万円(同▲19.7%)となった。
 不動産投資開発事業では、賃貸マンションを中心とした既存の収益不動産への投資と商品企画力を活用した収益不動産の開発用地の取得に努めるとともに、主に不動産ファンドへの収益不動産の販売を積極的に拡大。投資残高の拡大と空室率の改善やリノベーション等の推進による収益不動産の収益性向上により、保有期間中の賃料収入も併せて増加した。結果、売上高119億5,600万円(同202.5%増)、営業利益15億200万円(同1,114.4%増)となった。
 アセットコンサルティング事業では、店舗を核とした不動産流通業務(賃貸・売買仲介)と個人資産家等からのプロパティマネジメント業務の受託拡大を努めるとともに、前年度より本格的に開始した買取再販業務をさらに拡大。特に賃貸仲介およびPM業務の拡大戦略として、1月に個人資産家向けのコンサルティングを目的とする「資産コンサルティングプラザ」を開設した。一方、買取再販業務の在庫の積み上げを推進したことにより、販売が当初予定を下回ったこと、人員投下や店舗運営費用等経費負担により、営業損益段階では損失計上となった。売上高14億6,000万円(同39.8%増)、営業利益は▲2億8,100万円(前年同期は▲1億6,600万円)となった。

 07年8月期通期の連結業績予想は、売上高821億円、経常利益は26億2,000万円、当期純利益は14億1,000万円を見込んでいる。

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