不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/4/26

売り上げ微増ながらも、構造改革が奏功し営業利益123.7%増/パナホーム07年3月期決算

 パナホーム(株)は25日、2007年3月期決算を発表した。

 当期(2006年4月1日~07年3月31日)の売上高は2,968億1,600万円(前年同期比9.0%増)、営業利益83億6,200万円(同123.7%増)、経常利益94億1,900万円(同98.5%増)、純利益52億3,900万円となった。
 
 住宅事業では、戸建て請負受注促進のため、宿泊体験型モデルハウス「Switch! House 世田谷」(東京都世田谷区)をオープン。健康快適をテーマにした「エルソラーナ<きれいにくらそう>」、シニア層向けに「エルソラーナ<きれいにくらそう>プライムスタイル」を発売。また、都市部市場向けに収納スペースを提案できる商品のほか、在宅介護対応型住宅「パナホーム エイジングホーム」も発売した。戸建て分譲では、環境共生型オール電化住宅「エストライフ野川菊野台」(東京都調布市、総戸数20戸)を、マンション分譲では、「パークナード綱島東公園」(横浜市港北区、総戸数22戸)を販売した。

 その他、資産活用事業においてシニア向け賃貸マンションや介護付き有料老人ホームの直接運営、リフォーム事業では「エコライフ・リフォーム」をコンセプトに、「匠のリフォームセミナー&個別相談会」を開催するなど、一般の戸建て住宅やマンションリフォーム需要を開拓した。

 なお、売上げは微増ながらも、前年度に実施した構造改革により大幅な増益につながっており、今後、九州工場ならびに静岡工場を閉鎖、本社工場・筑波工場に生産体制を集約・再編するなど、生産性向上をめざす方針。
 次期業績予想については売上高3,030億円、営業利益95億円、経常利益100億円、純利益55億円を見込んでいる。

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