不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/5/10

ファンドへの一括売却などで賃貸事業好調/NTT都市開発07年3月期決算

 エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は9日、2007年3月期決算を発表した。
 
 当期(2006年4月1日~07年3月31日)の営業収益は1,282億1,500万円(前期比15.7%増)、営業収益250億9,100万円(同15.5%増)、経常利益229億3,800万円(同25%増)、純利益129億9,500万円(同14%増)となった。

 不動産賃貸事業においては「秋葉原UDX」(東京都千代田区)のサブリースによる収益寄与、「アーバンネット名古屋ビル」(名古屋市東区)の通期稼動などにより、営業収益853億1,200万円(前年同期比78億2,300万円増)、営業利益231億8,400万円(同34億1,100万円増)となった。
 分譲事業のうちマンションにおいては「ウェリスガーデン千葉みなと公園」(千葉市中央区)、「ウェリス検見川浜」(千葉市美浜区)などの収益を計上。「ウェリス麻布狸穴」(東京都港区)や「ウェリスシティ大森タワー」(東京都大田区)などの販売を行なった。また、ファンドなどへの一括売却も実施した結果、引渡し戸数は670戸となった。
 また、埼玉県入間市においてハウスメーカーに対し宅地分譲を行ない、東京都大田区では土地の一括売却などを行なった結果、引渡し数232区画となった。この結果、分譲事業における営業収益は326億8,000万円(前年同期比91億3,600万円増)、営業利益52億2,800万円(同7億2,500万円)となった。

 次期見通しについては営業収益1,380億円、営業利益280億円、経常利益245億円、純利益140億円を見込んでいる。

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