不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2007/6/13

土地価格上昇により仕入れ等で苦戦し、増収減益/第一住創07年度4月期決算

 (株)第一住創は12日、2007年度4月期(2006年5月1日~07年度4月30日)決算を発表した。

 単体の売上高は80億7,733万7,000円(前年同期比116.7%増)、営業利益▲5,892万6,000円、経常利益▲2億2,494万7,000円、当期純利益▲2億4,169万1,000円。

 同社はつくばエクスプレス(TX)開業2年目という環境のもと、引き続き「沿線の住まい探しと家づくり」をスローガンに掲げた。2006年5月に流山営業所を開設するなどの営業強化に努めた結果、当期1年間で241戸(前期比50戸増)の住宅の引渡しを行なった。
 一方、TX沿線の利便性が向上したことで、土地価格が上昇し、仕入れや建設工期に遅れが生じたことや、販売価格がアップしたことにより、契約までの期間が長引き、販売面においては苦戦が強いられた。
 その結果、セグメント別では、分譲住宅事業の分譲戸建販売が、八潮エリアにおいて減少したが、新規出店した流山、守谷の両エリアにおいて販売が増加したため、売上高58億2,414万2,000円(前期比10.5%増)となった。中高層住宅販売は、「TX Town I」の1棟売り販売を行ない、売上高14億9,378万円(前期比13.5%増)を計上した。
 注文建築事業は、「八潮」駅前にモデルハウスを開設するなどの拡販を行なった結果、5億9,710万3,000円と大幅に伸びた。
 不動産仲介等手数料事業は、不動産売買仲介・賃貸仲介は1億549万3,000円(前期比▲1.2%)とほぼ横ばいとなった。
 アフターサービス・リフォーム事業は、当期より新たに区分し、売上高5,681万7,000円。

 2008年4月期の業績予想(07年5月1日~08年4月30日)については、売上高110億5,858万6,000円、営業利益3億8,735万4,000円、経常利益1億5,235万4,000円、純利益1億4,388万6,000円を見込んでいる。

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