産業ファンド投資法人(IIF)が18日、東京証券取引所に上場した。上場初日は、公募価格48万円に対し、始値46万円でスタート。終値は、47万5,000円だった。
同投資法人は、工場・研究開発施設やインフラ施設といった「産業用不動産」を投資対象とする日本初のJREIT。日本リテールファンド投資法人(JRF)の運用を行なっている三菱商事UBSリアルティ(株)が運用する2つ目のファンド。
上場に際しては、物流施設8物件、インフラ施設1物件の合計9物件を660億円で取得する。インフラ施設は「IIF神戸地域冷暖房センター」(神戸市中央区)で、取得価格は181億円。
今後は、スポンサーである三菱商事(株)の産業分野でのネットワークを物件取得に活用した外部成長を行なっていく。
なお、2007年12月期(07年3月26日~12月31日)の運用状況は、営業収益7憶9,500万円、当期純利益1憶600万円、1口当たり分配金1,318円を、08年6月期(08年1月1日~6月30日)は営業収益19億5,900円、当期純利益7億6,100万円、1口あたり分配金9,461円を見込んでいる。