三井不動産(株)は20日、「ららぽーとTOKYO-BAY 南館」(千葉県船橋市)のリニューアルオープンに先立ち、記者説明会および内覧会を開催した。
「ららぽーとTOKYO-BAY」は、JR「南船橋」駅から徒歩5分に位置する、地上7階建、敷地面積約17万1,000平方メートル、延床面積28万2,000平方メートルの商業施設。「LaLaport1」、「LaLaport2」、「LaLaport3」、「LaLaport WEST」、「LaLaport EAST」からなる。
今回のリニューアル計画により、「LaLaport2」、「LaLaport3」は「南館」へ、「LaLaport1」、「LaLaport EAST」は「北館」へ、「LaLaport WEST」は「西館」へ、それぞれ名称変更する。
今回のリニューアルは、「高感度」「上質」のさらなる拡充を図ることがコンセプト。ターゲットはヤング・キャリアを中心に据え、都心型志向の幅広い世代に訴求していく。総事業費は62億円。
建替えにより2階建てから3階建てとしたことで、店舗面積の増加を図ったほか、駐車場台数を300台増やし、8,300台の駐車を可能とした。さらに、1階駐車場を店舗化したことで、駅や北館への回遊性を改善。また、千葉県初出店15店舗を含む24店舗の飲食店も新たに誘致した。
なお、建て替え・リニューアル後の総店舗数は約540店舗で、面積は11万5,000平方メートル。
内覧会では、南館の一部を公開。1階部分は、大人の男女が街歩きを楽しむストリートをイメージした空間構成とし、インターナショナルブランド等が出店した。駅に直結している2階部分には、社会人1~3年目の女性をターゲットとした店舗を誘致。都心ファッションビルを中心に出店しているセレクトショップなどが軒を連ねた。
説明会の席上、同社商業施設本部 商業施設運営部 運営推進グループ長の小野伸太郎氏は「今回のリニューアルではテナントの間口を広げるため、キャリア女性向けのアパレルやレストランを充実させた。そのほか館内の動線にも配慮したつくりになっている」と述べた。
さらにリニューアルにより、年間来場者数は過去最高であった2,500万人を、売上げについても過去最高記録である636億を超えたいと意気込みを語った。
なお、オープンは22日を予定している。